中国における培地事業と合弁会社設立について

株式会社バイオミメティクスシンパシーズ(本社:東京都江東区 代表取締役:漆畑 直樹)は、華熙生物科技(海南)有限公司(本社:海南省海口市国家ハイテク産業開発ゾーン美安エコ科技新城安康街33号 代表取締役社長:丁可、以下「華熙生物海南」)、およびロート製薬株式会社(本社:大阪市生野区 代表取締役社長:杉本 雅史、以下、「ロート製薬」)を含む複数の企業と共同で、中国海南島において、再生医療用途の培地事業を行う合弁会社を設立することとなりました。合弁会社は海南省海口市の国家ハイテクゾーンに設立する予定で、再生医療技術と細胞培養用培地の研究開発、製造、および販売を主要事業とします。設立後、合弁会社は間葉系幹細胞用の培地開発を中心に取り組み、それらの培地の販売と、幹細胞製剤の開発と臨床試験と承認を取得することにより、持続的な成長を目指します。

世界の培地市場は、バイオ医薬品と再生医療の急速な拡大とともに、需要は大幅に増加しており、調査によると、世界の細胞培養用培地の市場規模は2028年に82.4億米ドルに達すると試算されています(データソース:Huajing Industrial Research Institute)。また中国の培地市場は、輸入品が依然として主要な市場シェアを占めていますが、COVID-19感染症のパンデミックや様々な国際情勢の要因により、中国国内生産の培地への切り替えが重要視されています。

合弁会社を設立する海南自由貿易港は、戦略的な再生医療事業の展開に重要な地域です。2020年には、華熙生物海南の親会社である華熙生物科技股份有限公司(以下、「華熙生物」)は、海南自由貿易港に「華熙生物科技産業園区」を建設し、2022年には海南省の重要プロジェクトリストに採択されました。2023年中を目処に、華熙生物の科技産業園区に培地製造ラインを建設し、合弁会社が行う培地の研究開発から販売までの産業エコシステムの迅速な形成に協力します。

当社は、合弁会社の設立において関係各社と戦略パートナーシップを締結し、それぞれの強みを最大限に活用し、中国における培地事業の発展を推進するために、鋭意取り組んでまいります。

華熙生物科技股份有限公司
2000年に設立された華熙生物(688363.SH)は、世界でも有数のバイオテクノロジー企業として合成生物科学技術を基盤として、生命の質を高め、寿命を延長し、人類に健康、美しさ、心地よさをもたらすことに力を入れています。
華熙生物は主に機能糖、タンパク質、ポリペプチド、アミノ酸、ヌクレオチド、天然活性化合物などの生命健康に役立つ生物活性物の開発と産業化応用に焦点を当てています。その中、ヒアルロン酸領域においては、世界最大の研究、製造、販売企業として、43%のマーケットシェアを誇るバイオ企業です。

華熙生物科技(海南)有限公司
華熙生物は2020年に海南に展開し、華熙生物科技(海南)有限公司設立し、華熙生物科技産業園を設立しました。華熙生物科技産業園は3期に分けて建設され、総建築面積は65000平方メートルである。当該プロジェクトは2022年の海南省の重点プロジェクトに採択されています。
華熙生物科技産業園は会社の重要な戦略配置として、海南が「医美産業国際提携先行区、高品質発展師範区、規範化発展モデル区」の助力となり、会社の快速成長の第二曲線にもなります。

ロート製薬株式会社
経営総合ビジョン2030「Connect for Well-being」を掲げ、OTC市場トップシェアである目薬などの医薬品・化粧品・機能性食品等の製造販売に加え、事業拡大領域のひとつとして再生医療に注力しています。主に脂肪由来の間葉系幹細胞を使ったアンメットメディカルニーズに対応する治療を目的とした研究を行い、その開発課程で生まれた動物・ヒト由来成分を含まない培地(AOF培地)の製造販売を行っています。

株式会社バイオミメティクスシンパシーズ
特定の疾患に対する有効性を高めた細胞を培養する培地の開発に強みを持つ再生医療企業です。当社が有する培地は、ヒトまたは動物由来原料を使用しない安全で有効な培地であることが特徴で、培養技術の提供を通して再生医療の発展に貢献する企業です。当社は、長年に渡り蓄積した間葉系幹細胞の培地開発ノウハウを生かし、外部企業からの受託開発を手掛けるとともに、自社開発の高付加価値の培地等のライセンス導出を行なっています。