臨床開発

「間葉系幹細胞:Mesenchymal Stem Cells (MSC)」


間葉系幹細胞は、循環器疾患、中枢神経疾患、自己免疫疾患、消化器疾患、呼吸器疾患など、さまざまな疾患領域における有効な治療薬となる可能性があり、世界中で開発と実用化が進んでいます。当社は、有効な治療法が存在しない「全身性強皮症」と、「不妊症」を起点に、開発パイプラインの拡充を進めてまいります。

全身性強皮症

全身性強皮症の患者数は、国内で約2万人とされています。皮膚や内臓などが線維化により硬化することを特徴としており、30〜50代の女性に多い自己免疫疾患の一種です。肺、腎臓、心臓に発症した症状が急速に進行した場合には、致死的となる場合がありますが、根治的治療法は存在しません。

間葉系幹細胞は、制御性T細胞を増加させることにより、自己組織への異常な免疫反応を抑制する作用や、硬くなった組織の線維化をほぐす作用などにより、複合的な作用で全身性強皮症を治療できる可能性があります。全身性強皮症は、再生医療等製品に向けた企業治験として実施します。

子宮内膜発育不全症

子宮を原因とする不妊は全体の約20%とされています。そのうち、子宮内膜発育不全症に対する有効な治療法は存在しません。子宮内膜の発育と肥厚化は、受精卵の着床と妊娠の成立に重要ですが、子宮内膜発育不全症においては、子宮内膜の血流低下により、十分に子宮内膜が厚くなることができません。

間葉系幹細胞は、血管新生因子のVEGFを発現するため、虚血環境を改善することが期待できます。間葉系幹細胞の子宮内投与による臨床開発の開始に向け、大学と連携して準備を進めています。子宮内膜発育不全症は、再生医療等安全性確保法における、第1種臨床研究として実施する計画です。

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