論文・学会情報

2020年09月07日

Advances in Alzheimer’s Disease誌に共同研究成果が掲載されました。

当社AOF培地で調製したUC-MSC由来培養上清が、認知症モデルマウスの認知行動異常を改善することを東北大学との共同研究で確認しました。

間葉系幹細胞は、自己免疫疾患や神経疾患、線維症など様々な疾患に対する開発が進んでいます。間葉系幹細胞の効果の一部は分泌因子が担うことが報告されており、そのため、対象疾患によっては、細胞ではなく培養上清やそこに含まれるエクソソームを精製して治療に用いることが提案されています。当社の培地はヒトまたは動物由来品を全く使用していないため、それらを用いて調製された培養上清は異種タンパク質も含まず、そのまま治療に活用できる開発的余地を有しています。これまでに報告されている論文では、細胞増殖に血清培地等を用いるため、培養上清の回収には、基本培地が使用されています。今回の報告では、AOF(Animal Origin-Free)で構成された増殖培地を使用しているため、基本培地で細胞障害を受けていない、増殖時の状態の良い細胞からの成分リッチな培養上清を用いています。嗅球摘出モデルマウス(認知症モデル)に経鼻から複数回投与することにより、複数の認知行動試験の結果が改善し、認知機能を司る、内側中隔における抗ChAT抗体免疫染色陽性細胞数の減少を抑制する効果が確認されました。

Kojima K. et. al. ,Intranasal Administration of Conditioned Medium from Cultured Mesenchymal Stem Cells Improves Cognitive Impairment in Olfactory Bulbectomized Mice. Advances in Alzheimer’s Disease, 2020, 9, 47-56

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