論文・学会情報

2016年02月01日

PLoS One誌にアラバマ大学との共同研究成果が掲載されました。

K. Aso et. al., PLoS One. 2016 Feb 3;11(2) Adipose-Derived Mesenchymal Stem Cells Restore Impaired Mucosal Immune Responses in Aged Mice.

「概要」

老化による消化管の粘膜免疫の低下は、全身性のその他の老化よりも早期に起こることが知られている。本研究では、脂肪組織由来間葉系幹細胞(以下、「AD-MSC」)移植による、高齢マウスの消化管粘膜免疫系の回復を検討した。
 実験方法として、老齢(> 18ヵ月)マウスに対してAD-MSCを投与してから2週間後、マウスに卵白アルブミン(OVA)とコレラ毒素(CT)で合計3回経口免疫した。最終免疫の7日後、糞抽出物サンプルおよび血漿について、OVAおよびCT−Bに特異的なELISAに供したところ、AD-MSC非投与の老齢マウス群と比較して、OVAまたはCT − B特異的な粘膜分泌型IgAまたは血漿IgG 抗体の産生量の増大が認められた。
 これらの結果により、老齢マウスで低下した消化管粘膜免疫を、AD-MSC移植により回復することができることを明らかにした。

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