自己脂肪組織由来間葉系幹細胞移植による歯周組織再生治療の可能性

横田容子1、平田亮太郎4、牧村英樹1、染井千佳子1、菊地信之1、木村功1、宇都宮忠彦3、小方賴昌2、和田守康1、平澤正知4、高野りや5
日本大学松戸歯学部、1再生歯科治療学、2歯周治療学、3口腔病理学、4口腔微生物学、5株式会社シームス

 

Abstract

現在、歯科領域における再生治療としては、骨髄由来間葉系幹細胞(BM-MSC)を分離・培養し、各種骨芽細胞誘導因子により分化・誘導した後、歯槽骨吸収部位への細胞移植が広く研究されている。BM-MSC は骨髄液を採取するため、患者に対する負担が非常に大きく、生物材料由来ウィルス感染の危険が伴っていた。そこで、我々はこの欠点を持たない、脂肪由来間葉系幹細胞(Ad-MSC)に着し、細菌学的評価、臨床所見、およびマイクロCTにおいて骨吸収像が認められる歯周病罹患ビーグル犬に対して、Ad-MSCを移植し検討を行ったところ、若干の知見を得たので報告する。

 

論文