脂肪由来間葉系幹細胞/再生医療

title_img02

私たちの身体の中には約60兆個の細胞が存在します。心臓、脳、皮膚など私たちの組織は細胞が集まってできており、日常で非常に重要な役割を果たしています。例えば、皮膚細胞は体内の水分を守る働き、そして外部からのウィルスの侵入を防ぐ働きを持っています。神経細胞は脳に五感を伝えたり、体を動かすための信号を送っています。肝細胞は体内に重要な物質をつくり出すと同時に体内に侵入してきた不要な物質を分解する役割も持っています。役割によって約270種類の細胞に分けられます。

それらの細胞の元となる細胞が『幹細胞』です。幹細胞はいろいろな細胞や組織に変化する細胞で、体内の決まった場所に存在します。組織が損傷した場合などにその組織を補うための細胞を生み出す細胞です。

この幹細胞は以前から骨髄に存在する事が知られていました。しかし骨髄から採取できる幹細胞には限りがあり、採取する際は全身麻酔が必要になるなど患者様に負担のかかる手術が必要でした。2000年にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のDr.Hedrickが腹部皮下脂肪に大量の幹細胞が含まれている事を発見しました。脂肪由来間葉系幹細胞の基本的な特性については、様々な研究が積み重ねられています。採取が容易で、安全性が高く、その有効性が多岐にわたる脂肪由来間葉系幹細胞は、再生医療の鍵となる細胞として注目を集めています。

バイオミメティクスシンパシーズではこの脂肪由来間葉系幹細胞の効率的な培養方法、安全性、有効性、作用機序を明らかにするための研究を行っています。

基礎研究
basic_b01basic_b02basic_b03basic_b04