安全性の検証

当社では、脂肪組織由来間葉系幹細胞の無血清培養液を開発しました。この培地は、動物血清や、血清に由来する成分を使用しておりません。また、その他動物組織由来原料の使用についても同様です。当社の無血清培養液で培養した間葉系幹細胞は、CDマーカー発現や3方向性分化において、間葉系間細胞の表現系を有しており、血清培地と比較して、特徴的な成長因子の発現を示すことを明らかにしています。なお、従来の血清培地よりも良好な細胞増殖を示し、得られた細胞は、重度免疫不全マウスであるNOGマウスに移植した際にも、6ヶ月間にわたり結節等の形成は確認されませんでした。当社では、臨床に向け、開発を継続しております。

造腫瘍性試験

安全性の大事な指標として、造腫瘍性の否定があります。当社では、実験動物中央研究所に委託して、当社無血清培地で培養された脂肪由来間葉系幹細胞をNOGマウスに投与、腫瘍形成の有無を評価しました。6ヶ月の追跡試験の結果、腫瘍化しないことが結論付けられています。

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染色体安全性試験 (G-Band解析)

当社無血清培地で培養した脂肪由来間葉系幹細胞染色体の安全性を、G-band解析で調べました。その結果、転座、欠失などの異常は観察されませんでした。(図は継代6代目のサンプルの解析結果)解析は株式会社日本遺伝子研究所に委託しました。basic_graph03